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ガソリン価格緩和!?給油しに行ったら少し安くなってた

ガソリン価格は生活に直結するので、数円上がっただけでも死活問題です。たった数円の値上げが原因で「輸送コスト」が上昇し、一般の食卓にもダメージが出てきてしまう…助けてほしいですね。

■なぜガソリンの価格が上がるのか?

ガソリン価格の高騰には3つの要素が関係します。この点を理解すれば、ガソリンが安くなるタイミングも掴めるでしょう。

要素① 原油価格の高騰

原油の価格は、基本的に市場の需要と供給のバランスによって決まります。需要が供給を上回ると、価格は上昇し、需要が供給を下回ると、価格は下落します。つまり、大人の都合で変動するということです。一般市民の私たちにはどうすることもできないのが現状です。

要素② 円安

原油は、ドルで取引されます。そのため、円安が進むと、原油を輸入する際に日本円で支払う金額が増え、ガソリン価格が上昇するという訳です。FXなど通貨取引の経験があるなら、理解できると思いますが、こちらも世界情勢によって大きく変動します。

 

実際に2022年1月ごろから、ずっと円安が続いています。その理由の背景には以下の3つが関係していることでしょう。

  • ロシアとウクライナの戦争によるリスク回避の円売り

  • 日本の対外純資産の減少

  • 日本の貿易収支の赤字拡大

これらも、一般市民の私たちではどうすることもできないのが現状です。戦争が早く終わってほしいですね。ちなみに、日本は、金融緩和政策を継続しており、政策金利はマイナス0.1%と、世界最低水準となっています。

要素③ 政府の補助金の削減

政府は、ガソリン価格の上昇による国民生活への影響を和らげるため、ガソリン税の軽減や補助金の支給などの対策を行っていました。しかし、2023年9月末をもって、ガソリン税の軽減措置は終了し、補助金の支給額も減額されました。

これに関しては、何かできることがあるかも知れません。ワイドショーなどで大きく扱われています。国民の声が届いて欲しいですね。

■ガソリンが安くなるタイミング

タイミングを見極めるには、世界情勢をいつもチェックする必要があります。例えば、2023年9月14日現在、原油価格は1バレルあたり80ドル前後と、コロナ禍以前の水準にまで回復しています。この水準を下回ればガソリン価格も下がります。

 

いつ変化するのか。それは先物チャートをみれば予測可能です。原油の場合は、先物取引というトレードが行なわれているので、毎日チャートをチェックすれば、ある程度、原油の価格の波を読むことができるでしょう。

 

一方で、円高になるタイミングは、日本銀行が金融緩和政策を行なっているので、経済新聞を読む習慣を身に着けておけば、必要な情報を得られます。しかし、円高に関しては、日本の経済政策以外にも、世界情勢の様々な要素も関係するので、判断するのは難しいかもしれません。

 

結局は、すべてが後出しになってしまう訳です。私たちにできることって、そのくらいしかないんですよね。

■ガソリンが高い都道府県

2023年9月14日現在、ガソリン代が高い順に都道府県を並べた表です。

上位10都道府県は、いずれも離島や山間部など、輸送コストの割合が高い地域です。また、岐阜県山口県広島県など、工業地帯が多い地域も、ガソリン代が高い傾向にあります。

 

 

■ガソリン価格が150円を割るのはいつだろう?

筆者が原付スクーターで走っていた時代は150円でも高すぎました。あれから15年以上経過して、今では180円を超えています。この先200円超えなんてことになっても、おかしくはないでしょう。そんな世界を考えただけでもゾッとします。